東寺 弘法大師と不動明王のエピソードに涙する

sponsored link

世界遺産である教王護国寺「東寺」。

京都におけるすべての始まりは東寺から。

その理由は最後に説明します。

東寺の御朱印

御朱印に関しては食堂(じきどう)に全て集約されています。

御朱印や御朱印帳だけでなくお遍路さんの装束や金剛杖、雨具などの装身具まで揃えられています。

東寺の御朱印については多くの種類があり複雑なのですが整理すると9種類になります。

食堂の入口案内板に記載されていますが、基本として先に参拝をしてから御朱印をいただきましょう。

東寺では食堂で写経もさせていただけるので、参拝・写経・納経してから御朱印をいただくのが一番良いと思います。

東寺としての御朱印

真言宗十八本山:弘法大師

京都三弘法まいりとしての御朱印でもあります

金堂:薬師如来

御影堂:不動明王

観智院:虚空蔵菩薩

鎮守八幡宮:八幡大菩薩

都七福神としての御朱印

毘沙門天

京都十三仏霊場第12番としての御朱印

大日如来

洛陽三十三観音第23番としての御朱印

十一面観音菩薩

西国愛染十七霊場第8番としての御朱印

愛染明王

東寺のガイド

現在東寺は御影堂の修理中です。

期間:平成28年7月から平成31年12月

画像クリックで拡大表示します

御影堂の修理についてはこのページの最後で詳しく記載します。

さて、見どころ満載の東寺ですが、東寺をガイドする際に外せないのが南大門の位置、講堂の立体曼荼羅、五重塔の意味、蓮華門の逸話です。

何をお話しするのかポイントのみご紹介します。

東寺の御影堂や金堂、宝物館などはまた別の機会にご紹介します。

南大門

現在京都市内には平安京の痕跡は東寺以外に現存していません。

度重なる大火、応仁の乱、禁門の変により平安京の遺構は東寺以外、全て地上から消えてしまっているのです。

東寺の南大門の位置が、平安京のあった位置の唯一の基準点なのです。

講堂

日本に初めて現れた密教の仏たち。

しかも密教の根本思想を表す曼荼羅を、仏像により立体化しています。

今風に言うと「3D曼荼羅」とでもなるでしょうか。

東寺の公式サイトでは「立体曼荼羅」の英訳で「3D MANDARA」と記載されています。

仏像の配置の中心が、密教で宇宙の真理と説かれる大日如来です。

東寺の敷地の中心もこの大日如来の位置となっているところが驚かされます。

五重塔

日本で一番高い木造高層建築物であるのが東寺の五重塔で、高さ55mあります。

特別拝観の際には五重塔の初層に入ることができます。

初層では大日如来を中心に四如来が東西南北に配置されています。

大日如来は心柱という解釈がなされています。

東寺の五重塔は現在五代目で、過去の四代はいずれも火事で焼失しています。

ちなみに東寺のみならず日本中の五重塔で、地震で崩壊したものはありません。

そのことを心柱に結び付けて説明されることがありますが、五重塔の免震に心柱は関係しないことは検証・立証されています。

東京スカイツリーに五重塔の免震構造が応用されていると説明されますが、根拠が無く事実ではありません。

残念なことに五重塔が地震で崩壊しない理由(免震構造)は現在でも解明できていないのです。

木組みだけで疎結合されている(釘などでガチガチに固定されていない)ので、大地震でも各層が交互にユラユラと揺れて地震のエネルギーを分散させていると推定されています。

蓮華門

弘法大師空海が東寺を去る際に、蓮華門で皆に最後の別れを告げようとしたまさにその時!

空海が念持仏として毎日祈りを捧げていた不動明王が見送りに出てきたということです。

不動明王が歩いたその足元には蓮の花が咲いたと伝えられています。

そのことで、蓮華門という名前が付いたそうです。

現在の不動明王のエピソードについては、このページの最後にて。

東寺の御朱印の画像

右側上段:都七福神の7つの御朱印:東寺の毘沙門天は上段中央です
左側上段左から:御影堂の不動明王、金堂の薬師如来、真言宗十八本山の弘法大師、京都十三仏霊場第12番の大日如来
左側下段左から:観智院の虚空蔵菩薩、都七福神の毘沙門天、西国愛染十七霊場第8番の愛染明王、鎮守八幡宮の八幡大菩薩

左側:金堂:薬師如来
右側上段:京都十三仏霊場第12番:大日如来
右側下段:真言宗十八本山:弘法大師


上段右端:西国愛染十七霊場第8番としての御朱印:愛染明王
上段中央:洛陽三十三観音第23番としての御朱印:十一面観音菩薩
下段左端:鎮守八幡宮:八幡大菩薩
下段中央:観智院:虚空蔵菩薩

真言宗十八本山:弘法大師、京都三弘法まいりとしての御朱印


観智院:虚空蔵菩薩

都七福神としての御朱印:毘沙門天


鎮守八幡宮:八幡大菩薩

東寺の御朱印帳の画像

公式サイト、参考サイト

東寺 – 世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺

世界遺産(世界文化遺産) 教王護国寺 (東寺 京都府のサイト

教王護国寺(東寺) – 京都観光オフィシャルサイト  京都市のサイト

東寺 – Wikipedia

全ての始まりは東寺から

かの司馬遼太郎が京都での始まりは東寺からと語っていた美しい文章が、御影堂の案内板に掲載されています。


他にも様々な意味で、東寺が始まりであると想起されることがいくつもあります。

日本の密教道場の始まりが東寺

お遍路の始まりの挨拶は東寺(成就の報告は高野山 奥の院)

平安京その当時の立地に存在しているのは東寺のみ

などなど。

そういえば京都に近づくと最初に見えてくるのが東寺の五重塔ですね。

追記:大師堂(御影堂)の修理

画像クリックで拡大表示します

現在、大師堂(御影堂)は平成28年7月から平成31年12月の間修理中になります。

工事の進捗により変わりますが、仮御影堂が大日堂の側に設置されています。

画像クリックで拡大表示します

御影堂の工事の様子はこんな感じです。

画像クリックで拡大表示します

木材のとても香しい薫りが、周辺に漂ってきていました。

追記:蓮華門に弘法大師を見送りに来た不動明王

弘法大師が住まわれた御影堂には、念持仏の不動明王も祀られています。

あの、蓮華門に弘法大師を見送りにきた不動明王です。

国宝で秘仏であるため、東寺の職員ですら見ることができないものです。

定期的に御開帳されることもない秘仏中の秘仏なのです。

東寺の方が出版された本でも「誰も見たことがない」と紹介されています。

その、不動明王。

工事で御影堂内のあらゆるものが移転している中で、しっかり御影堂に残り建物を護っています。

画像クリックで拡大表示します

不動明王の護摩受付などは屋外テントで!

画像クリックで拡大表示します

大切な国宝の不動明王を工事中の建物内に置き去り状態とすることには、東寺としても難しい判断があったと推測いたします。

現在、御影堂の中でたった一人。

弘法大師の住まわれた建物を護り抜くのだというオーラを漂わせている不動明王。

きっと蓮華門に弘法大師を見送りに来た時の気持ちと同じなのだと思います。

その不動明王がいらっしゃいます厨子を前にすると、ただただ頭が下がります。

画像クリックで拡大表示します

どこまでも、そしていつまでも弘法大師の不動明王でした。

sponsored link